https://www.photo-ac.com/main/detail/2130461
熱中症関連

熱中症に関するデータ④ 発生場所の推移

2020年は屋内での熱中症の発生割合も増加した

2020年は高齢者の救急搬送件数の割合が過去12年と比較して最も高かったことは前回のコラムでお伝えしたとおりですが、発生場所に関する特徴は何かあるのでしょうか?
このコラムで使用している総務省のデータでは、熱中症の発生場所を以下のように区分しています。

  • 住 居 (敷地内全ての場所を含む)
  • 仕 事 場 ① (道路工事現場、工場、作業所等)
  • 仕 事 場 ② (田畑、森林、海、川等 ※農・畜・水産作業を行っている場合のみ)
  • 教 育 機 関 (幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等)
  • 公衆 (屋内) 不特定者が出入りする場所の屋内部分(劇場、コンサート会場、飲食店、百貨店、病院、公衆浴場、駅(地下ホーム)等)
  • 公衆 (屋外) 不特定者が出入りする場所の屋外部分(競技場、各対象物の屋外駐車場、野外コンサート会場、駅(屋外ホーム)等)
  • 道 路 (一般道路、歩道、有料道路、高速道路等)
  • そ の 他 (上記に該当しない項目)

この区分に沿って、2017年からの発生場所の推移をみると、総搬送件数に対する住居での発生割合が2020年で最も高くなっていることがわかります。この値は前年の2019年より5%、2017年より6%高くなっています。
残念ながら、年齢区分との関連については調査することが出来ていませんが、前回のコラムで紹介したデータや、東京都都監察医務院の発表では、8月の東京都の熱中症による死者数170人のうち9割が60歳以上で、屋内で160人以上であったことから、高齢者が屋内で熱中症になるケースが増加している可能性が考えられそうです。

注)本文のデータは総務省HPで公開されているデータを基に集計しています。2019年より以前のデータは確定値を基に集計していますが、2020年は速報値で集計しています。

【参考資料】
・総務省消防庁HP 熱中症情報
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html
・読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200908-OYT1T50069/

【イメージ写真】
こちらからお借りしました
https://www.photo-ac.com/main/detail/2130461

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください