熱中症関連

熱中症に関するデータ①

熱中症に関するデータはいくつかの公的機関が公表している

2020年8月の東京都における熱中症での死亡者数は187人で過去最多となりましたが、この数字は、東京都監察医務院が発表しているものです。
一方、総務省消防庁が発表している熱中症での救急搬送人員に関するデータでは、発生者の年齢区分や傷病程度を都道府県別に分類し、1週間単位で公表しています。
厚生労働省のHPでは、都道府県別の熱中症死亡者数を確認することができます。

他にも公的機関のHPで熱中症に関するデータを確認することが出来ますが、スポーツや運動に関連するデータでは、日本スポーツ振興センターが公表している“学校の管理下における熱中症死亡事例の発生状況”から知ることができます。

各機関が発表するデータの数値が異なる理由

熱中症に関するデータについては、上記のようにいくつかの公的機関から発表されていますが、それぞれの機関によって、データを集計するタイミングは大きく異なります。
例えば、東京都監察医務院による東京都の2019年の6月から9月における熱中症での死亡者数は135人ですが、総務省が発表している同時期の東京都の死亡者数は1人です。
これは総務省のデータが救急搬送時でのタイミングで判断された数字であることに対し、東京都監察医務院のデータは、熱中症による死亡が確定された数であることと関係します。

前述の期間で、総務省の死亡者数のデータに重症者の搬送数を足すと272人となりますから、搬送時に重症と診断された方の何名かが死亡したという解釈もできると思いますが、熱中症でお亡くなりになられる方が必ず救急搬送されるわけではないことも事実です。
また、日本スポーツ振興センターのデータは、加入者からの災害給付金の申請状況を基にまとめられています。

このようなデータ集計のタイミングの違いが、数値の違いとなって現れます。

報道などで発表されるデータがどのようにして集計された数字であるか理解することは、熱中症を理解するうえで必要な知識であると言えそうです。

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